2018年7月21日 更新

運動神経が良いってどういうこと?

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○運動神経がいいとは?

様々な場面で使われる「運動神経が良い」という言葉よく耳にすると思います。
この「運動神経」って実際は存在しないって知っていましたか?


身体や脳には神経(シナプス)が幾重にも巡っていることはよく知られていますが、その中に運動の時にのみ、使用する専用の神経はないのです。


では、「運動神経が良い」ってどういうことなの?どの神経が良いの?って思いますよね。
その答えは機能的なことではなく「思ったように身体を動かすことができる」ということなのです

○未就学児・小学校低学年の身体感覚はいい加減?!

Boys running along beach wi...

Boys running along beach with a toy plane


皆さんは、例えば身体を動かす時にどういう手順で動かしているでしょうか。
まず、頭の中で実際に動いている状態をイメージする。


そして、その通りになるように身体を動かすという流れになるはずです。
どのように身体を動かすかを頭で考え、そして身体を動かすという流れです。


しかし、成人には簡単にできるこの一連の動作が、未就学児や小学校低学年生には、非常に難しい。
実は、頭の中で自身の身体を俯瞰して具体的に見ることは非常に高度なことなのです。


ですから、未就学児・小学校低学年が運動する際に身体を動かしているのを見たときにぎこちなく見えるのは、わざとそうしているのではなく、感覚で探り探り行っているからなのです。


でも、未就学児や小学生低学年でも、いわゆる「運動神経の良い子」は上手に身体を動かせていますよね。
どこにその差はあるのか・・・そこには圧倒的な「経験の量」の差があるのです。


○頭で考えるよりもまずは感覚で!圧倒的な量の経験を!

縄跳びをする小学生

縄跳びをする小学生


頭で考え、自身の身体を俯瞰してイメージできるようになるのは、早くて小学生中学年になってから。それまでは様々な経験で培った身体感覚がものをいいます。


感覚が身につくようになるには、質よりもまずは圧倒的な量をこなすことが大切です。
量をこなすことで、それが経験となり、感覚に繋がります。


この圧倒的な量の差が運動の出来不出来に繋がってくるのです。
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